車の後付けエアコンは、家庭用エアコンと同じ「室外機+室内機」のセパレート方式。なぜ専門の作業が必要なのか、どんな仕組みで涼しくなるのかを、基礎から順にご説明します。
camp-acが取り付けるのは、家庭用エアコンと同じ考え方の「セパレート方式」です。熱を外に捨てる室外機と、冷たい風を出す室内機を、2本の冷媒ホースでつなぎます。ポータブルのスポットクーラーと違い、熱を車外にしっかり逃がせるため、一晩じゅう車内を冷やし続けられます。
電源はエンジンではなくサブバッテリー(DC12V)。インバーター式で消費電力をおさえているので、エンジンを切ったまま、アイドリングなしで運転できます。これが「朝まで涼しい」の中身です。
エアコンは「冷媒(れいばい)」というガスが、車内の熱を集めて車外へ運び出すことで冷やします。室内機で車内の熱を吸い取り、温まったガスを室外機へ送って外へ捨て、冷えたガスがまた室内機へ戻る。これを繰り返すことで、車内が涼しくなります。上の図の、赤いガスが車内の熱を運び出す流れ、青いガスが冷えて戻る流れです。
扇風機やスポットクーラーが「風を送るだけ/熱を室内に出してしまう」のに対し、セパレート方式は熱そのものを車外へ運び出せる点が、根本的に違います。
後付けエアコンの取付けで、専門の知識と道具が要るのが次の3つです。この3工程は、DIY・トータル、どちらのキットでも私たちが行います。
室外機と室内機は、高圧・低圧の2本の冷媒ホースでつながっています。車体に穴をあけ、そこへホースを通して、室内機と室外機を接続します。
ホースをつないだら、真空ポンプという専用の道具で配管の中を真空にします。配管内の空気や水分を抜く、冷房の効きと寿命を左右する大事な工程です。
専用工具真空にした配管へ冷媒ガスを充填して、はじめて冷房が効くようになります。専用の機材と知識が必要な作業です。
専用工具真空引きと冷媒ガスの充填は、専用の機材がないと行えず、仕上がりと安全に直結します。だからこそ、この部分は必ず私たちが担当します。DIYキットは、この専門工程を済ませた状態でお渡しするので、残りをご自身で仕上げられます。
エアコンを動かす電源は、サブバッテリー(DC12V)です。エンジンを切ったまま運転できるので、アイドリングなしで朝まで涼しく過ごせます。サブバッテリー本体は、キット価格には含まれません。
どのくらいの容量が必要か、どの製品が向くかは、車種や使い方によって大きく変わります。バッテリーの選定については、お使いの環境に合わせて、バッテリーの専門店にご確認いただくのが確実です。